ぶらり、散歩に読書 ミチクサノオト

2026-4-29 新聞投稿記事に応答してみました。

以下、投稿記事抜粋。

  (千葉県 68)

 90歳近い母は、介護職員や看護師に必ず「私のような人は、ほかにいるの?」と何度も聞く。

その都度Aさんは「私の担当に大勢いますよ」と答える。「そうなの。いっぱいいるの」と母は安心した顔をする。

別の日に来るBさんは、同じ質問に、「少ないですけど、何人かいますよ」と答える。母は「そうなの。

少ないの」と少しがっかりした顔をする。

また別の日に来るCさんは、「あまりいませんね」と答える。

「いないの。じゃあ、みんな死んでるの」と尋ねると、「人間ですからね」。母の表情が沈む。

三者三様の回答だが、母が安心する表情を見せるので、Aさんの回答がよい気がしている。

BさんやCさんにはうそでも「大勢いますよ」と言ってほしいところだが、専門家でない私が意見するのも気が引ける。

彼女たちなりの考えもあるだろう。

でも、母ががっかりするのは見たくない。どうしたものか考えている。

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応答、レスポンスしてみました。

この場面にはいくつかの重要な視点がありますね。

1. 母の安心感と「答え方」の影響

• Aさんの「大勢いますよ」という答えは、事実の正確さよりも安心感を優先している。母の表情が和らぐのは、心理的な支えとして大きな意味がある。

• BさんやCさんの答えは、より事実に近いかもしれないが、母にとっては「孤立感」や「死への不安」を強めてしまう。

2. 専門職の立場と倫理

• 介護職員や看護師は「事実を伝える」ことと「安心を与える」ことのバランスを常に考えている。

• 嘘をつくことへの抵抗感もあるが、高齢者の心理的安定を守るために表現を工夫するのは専門職の技術の一部。

例:「同じように頑張っている方がたくさんいますよ」「皆さんそれぞれ工夫して生活されています」など。

3. 家族の視点

• あなたが「母ががっかりするのは見たくない」と思うのは自然な感情。

• ただし、職員の答え方に直接注文をつけるのは難しい。代わりに、母の安心につながる話題を家族から補うことができる。

例:「同じように元気に過ごしている人もいるんだって」「みんな工夫して暮らしているよ」など。

4. 「俺はcタイプかな!」という自己認識

• Cタイプ=事実を率直に伝えるスタイル。これは誠実さの表れでもある。

• ただし、相手が高齢者や不安を抱えている人の場合、事実をそのまま伝えるよりも“どう伝えるか”が大事になる。

• 「事実+安心の要素」を組み合わせると、Cタイプの誠実さを保ちながら相手を支えられる。

例:「あまり多くはないけれど、同じように頑張っている人がいますよ。みんな工夫して暮らしています。」

まとめてみました

• Aタイプ:安心を優先

• Bタイプ:中庸

• Cタイプ:事実を優先

• 最適なのは「事実+安心」を両立させる答え方。母の安心を守りつつ、職員の誠実さも損なわない。

あなたが「Cタイプ寄り」だと感じるなら、事実を伝えつつ安心を添える工夫を意識すると、母の気持ちを支えながら自分らしさも保てると思います。

次に考えるとよいのは、「母が安心できる言葉の“型”を家族や職員で共有できるかどうか」です。

そうすれば、答え方がバラバラにならず、母も安定した気持ちで過ごせます。

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