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2026-1-9 夏目漱石 「吾輩は猫である」 再読してみました。

2026-1-9

夏目漱石「吾輩は猫である」のシーンメモを、見やすく・わかりやすく整理してご紹介します。各章ごとに主要な出来事や登場人物の動きをまとめました。

「吾輩は猫である」シーンメモ(簡易まとめ)

(一)

  • 吾輩(猫)の来歴
  • 主人(珍野苦沙弥)の紹介
  • 主人の絵画
  • 黒猫との出会い
  • 黒猫のいたち事件とねずみ取り
  • 主人の日記
  • 友人のアンドレア・デル・サルト論

(二)

  • 3枚の葉書
  • 寒月君が来る
  • 主人の日記
  • 吾輩餅を食う
  • 三毛子を訪問
  • 黒猫とシャケ
  • 東風のトチメンボウーの話
  • 東風の朗読会への誘い
  • 迷亭の手紙
  • 三毛子の病気
  • 迷亭の文章批判
  • 寒月来て東風の話
  • 迷亭の不思議な話「首くくりの木」
  • 寒月の橋の上の話
  • 主人の病気と義太夫鑑賞
  • 三毛子の死と二弦琴の師匠宅

(三)

  • 三毛子と黒猫
  • 天然居士
  • 迷亭と細君の対話
  • 寒月君の演説と首くくり
  • 東風の失恋物語
  • 鼻子来る
  • 寒月の人となり
  • 寒月の手紙
  • 迷亭の叔父
  • 金田邸の訪問
  • 迷亭と寒月がいる
  • 迷亭の「鼻論」

(四)

  • 金田邸へ忍び込む
  • 細君のハゲ
  • 鈴木藤十郎来訪
  • 寒月の博士論文
  • 体育と実業の話

(五)

  • 夜の寝室
  • 雨戸と泥棒
  • 足音
  • 泥棒陰士と顔
  • 翌日、巡査が来る
  • 多々良三平来訪
  • 主人が出てくる
  • 主人と多々良三平外出
  • ねずみ取り

(六)

  • 暑い暑い
  • 迷亭来る
  • 主人起きてくる
  • 迷亭そばを食う
  • 寒月来る
  • 迷亭の蛇飯の話
  • 老梅君のお夏さんの話
  • 人売りの話
  • アグノダイスの話
  • 東風来る
  • 寒月の脚本の話
  • 東風の詩集
  • 大和魂

(七)

  • 海水浴
  • 蟷螂狩り
  • 蝉取り
  • 松滑り
  • 垣巡り
  • 帰宅
  • 銭湯に行く
  • 衣服の歴史
  • 一大奇観
  • 苦沙弥先生の喧嘩
  • 主人の晩餐

(八)

  • 竹垣
  • 落雲館
  • 教育論
  • からかう論
  • 四つ目垣
  • 逆上論
  • ダムダム弾
  • ハゲ頭
  • ぬっすとう
  • 落雲館授業中
  • 蜂の陣立て
  • ダムダム弾の発射
  • 主人の説教
  • 金田と鈴木の立ち話
  • 球拾い
  • 甘木先生来る
  • 珍客・哲学者

(九)

  • あばた面
  • ひげ
  • 手紙(第一信、第二信、第三信)
  • 迷亭と叔父
  • 鉄扇
  • 八木独仙
  • 立町老梅君のこと
  • 刑事巡査
  • 気狂いについて主人の考察
  • 吾輩の読書術

(十)

  • 台所
  • 女の子三人の洗顔
  • 主人起きる
  • 戸棚のはらわた
  • 茶の間
  • 子どものこと
  • 雪江さん来る
  • 主人と雪江
  • 古井武衛門
  • 艶書のこと
  • おもしろい
  • 寒月来る
  • 武衛門君帰る

(十一)

  • 迷亭と独仙の碁
  • 寒月くんのヴァイオリン
  • 寒月の経験譚
  • ヴァイオリンてんかん
  • 夜十時
  • 五円二十戦
  • 姥子の温泉で煙草
  • ヴァイオリンを弾く
  • 寒月と結婚
  • 探偵
  • 自覚心
  • 習慣の話
  • 結婚の未来記
  • 芸術
  • 女について
  • 多々良三平来る
  • 猫と生まれて

 

登場人物の実名とモデル

作品内の人物

実在モデル(推定)

備考

吾輩(猫)

漱石の飼い猫(黒っぽい斑猫)

夏目家に迷い込んだ猫がモデル。漱石は複数匹飼っていた。

珍野苦沙弥

夏目漱石

主人公の英語教師。漱石自身の自画像的存在。

迷亭

門下生・友人(複数説あり)

美学者。モデルは明確でないが、門下生や知人が元。

寒月

水島寒月

理学者。漱石門下生の水島寒月がモデル。

東風

越智東風

詩人。漱石門下生の越智東風がモデル。

八木独仙

八木独仙

哲学者。漱石門下生の八木独仙がモデル。

金田鼻子

実業家の知人(複数説あり)

近所の資産家。モデルは明確でないが、漱石の知人が元。

富子

金田鼻子の娘

モデルは不明。

多々良三平

漱石の教え子

モデルは不明。

三毛子、黒猫

漱石宅の猫たち

実際に飼っていた猫たちがモデル。

場所の実名(モデル)

主な場所・舞台

実名・モデル

〔一〕

珍野苦沙弥の家(書斎・居間)、近所

夏目家(東京都文京区千駄木付近)

〔二〕

珍野家、三毛子宅、友人宅、町内

夏目家、門下生宅、町内

〔三〕

珍野家、金田邸、町内

夏目家、近所の資産家宅

〔四〕

金田邸、珍野家

近所の資産家宅、夏目家

〔五〕

珍野家(寝室)、町内

夏目家、町内

〔六〕

珍野家、友人宅

夏目家、門下生宅

〔七〕

珍野家、海辺、銭湯

夏目家、海辺(鎌倉や江ノ島周辺か)、銭湯

〔八〕

落雲館(学校)、珍野家、町内

第一高等学校(現・東京大学)、夏目家

〔九〕

珍野家、町内

夏目家、町内

〔十〕

珍野家(台所・茶の間)、町内

夏目家、町内

〔十一〕

珍野家、姥子温泉、町内

夏目家、姥子温泉(箱根)

物語の多くは夏目家(東京都文京区千駄木付近)がモデルとなり、近所や友人宅、学校(第一高等学校)、海辺(鎌倉・江ノ島周辺)、温泉(箱根・姥子温泉)などが舞台です。

 

「吾輩は猫である」再読 まとめ

〔一〕

テーマ:
猫の誕生と主人との出会い。文明開化期の知識人の日常を猫の視点で皮肉とユーモアを交えて描写。
動態:
猫が珍野家に住み着くところから始まり、家族や友人たちとの日常が描かれる。
要説:
物語の語り手である「吾輩」(猫)が、自身の生い立ちや、主人である珍野苦沙弥との出会いを語る。主人の家に住み着いた経緯や、家族・友人たちとの日常、黒猫との交流、いたち事件やねずみ取りなど、猫の視点から人間社会を皮肉とユーモアを交えて描写する。主人の日記や友人の美術論など、知識人たちの会話も交え、文明開化期の日本の雰囲気が伝わる。

〔二〕

テーマ:
知識人たちの交流と日常の出来事。三毛子との交流や死、迷亭の話など、ユーモアと哀愁が交錯。
動態:
寒月君の来訪、三毛子の病気と死、迷亭の手紙や朗読会などが続く。
要説:
寒月君の来訪や、三毛子との交流、東風の詩や朗読会、迷亭の手紙や文章批判など、知識人たちの多彩なやりとりが描かれる。三毛子の病気や死、迷亭の不思議な話「首くくりの木」、寒月の橋の上の話、主人の病気と義太夫鑑賞など、日常の中にユーモアと哀愁が交錯する。猫は人間たちの行動を観察し、独自の批評を加える。

〔三〕

テーマ:
登場人物たちの個性と人間模様。鼻子の登場、金田邸の訪問など、滑稽さと哀しさが猫の視点で描かれる。
動態:
三毛子と黒猫の関係、天然居士の登場、金田邸の訪問など。
要説:
三毛子と黒猫の関係、天然居士の登場、迷亭と細君の対話、寒月君の演説や首くくりの話、東風の失恋物語、鼻子の登場、寒月の人となりや手紙、迷亭の叔父、金田邸の訪問、迷亭と寒月のやりとり、迷亭の「鼻論」など、登場人物たちの個性が際立つエピソードが続く。人間模様の滑稽さや哀しさが猫の視点で描かれる。

〔四〕

テーマ:
金田邸への忍び込みや知識人たちの議論。日常の小事件をユーモラスに描写。
動態:
金田邸への忍び込み、寒月の博士論文など。
要説:
金田邸への忍び込み、細君のハゲ、鈴木藤十郎の来訪、寒月の博士論文、体育と実業の話など、日常の中の小事件や知識人たちの議論が展開される。猫はこれらの出来事を冷静かつユーモラスに観察する。

〔五〕

テーマ:
家庭内外の騒動。泥棒事件や多々良三平の来訪などを通じて人間社会の滑稽さを描く。
動態:
夜の寝室、泥棒事件、巡査の来訪、多々良三平の外出など。
要説:
夜の寝室での出来事、雨戸と泥棒、足音、泥棒陰士と顔、翌日の巡査の来訪、多々良三平の来訪、主人と三平の外出、ねずみ取りなど、家庭内外の騒動が描かれる。猫は事件の一部始終を見守りながら、人間社会の滑稽さを浮き彫りにする。

〔六〕

テーマ:
暑さの中での出来事と知識人たちの多彩な話題。明治時代の知識人社会を風刺。
動態:
迷亭や寒月の来訪、蛇飯の話、人売りの話など。
要説:
暑さの中での出来事、迷亭や寒月の来訪、迷亭の蛇飯の話、老梅君のお夏さんの話、人売りやアグノダイスの話、東風の詩集や大和魂の話など、知識人たちの多彩な話題が展開される。猫は彼らの会話を通して、明治時代の知識人社会を風刺する。

〔七〕

テーマ:
夏の風物詩と日常の出来事。人間たちの行動を観察し、滑稽さや哀愁を感じ取る。
動態:
海水浴、蟷螂狩り、銭湯、衣服の歴史など。
要説:
海水浴、蟷螂狩り、蝉取り、松滑り、垣巡り、帰宅、銭湯、衣服の歴史、一大奇観、苦沙弥先生の喧嘩、主人の晩餐など、夏の風物詩や日常の出来事が描かれる。猫は人間たちの行動を観察し、滑稽さや哀愁を感じ取る。

〔八〕

テーマ:
学校や家庭での出来事。教育論やからかう論など、知識人たちの議論が展開。
動態:
落雲館授業、主人の説教、球拾いなど。
要説:
竹垣、落雲館、教育論、からかう論、四つ目垣、逆上論、ダムダム弾、ハゲ頭、ぬっすとう、落雲館授業中、蜂の陣立て、ダムダム弾の発射、主人の説教、金田と鈴木の立ち話、球拾い、甘木先生の来訪、珍客・哲学者の登場など、学校や家庭での出来事が多彩に描かれる。

〔九〕

テーマ:
登場人物たちの個性や日常の出来事。主人の考察や猫の読書術など。
動態:
手紙、迷亭と叔父、気狂いについての考察など。
要説:
あばた面、鏡、ひげ、手紙(第一信~第三信)、迷亭と叔父、鉄扇、八木独仙、立町老梅君のこと、刑事巡査、気狂いについて主人の考察、吾輩の読書術など、登場人物たちの個性や日常の出来事が細やかに描写される。

〔十〕

テーマ:
家庭内の出来事。雪江さんの来訪や子どものことなど、日常の細やかな描写。
動態:
朝の台所、主人の起床、雪江さんの来訪など。
要説:
朝の台所、女の子三人の洗顔、主人の起床、戸棚のはらわた、茶の間、子どものこと、雪江さんの来訪、主人と雪江のやりとり、古井武衛門、艶書のこと、おもしろい話、寒月の来訪、武衛門君の帰宅など、家庭内の出来事が中心となる。

〔十一〕

テーマ:
登場人物たちの人生や哲学。物語の終盤に向けて、結婚や死、芸術などが語られる。
動態:
迷亭と独仙の碁、寒月の結婚、猫の最期など。
要説:
迷亭と独仙の碁、寒月くんのヴァイオリン、寒月の経験譚、ヴァイオリンてんかん、夜十時、五円二十戦、姥子の温泉で煙草、ヴァイオリン演奏、寒月と結婚、探偵、自覚心、死、習慣の話、結婚の未来記、芸術、女について、多々良三平の来訪、猫と生まれて――物語の終盤に向けて、登場人物たちの人生や哲学が語られる。

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