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習志野市 公共経営・公会計改革の要点

習志野市の公共経営および公会計改革は、行政改革からNPM、公会計改革推進へと進展し、総務省の統一基準に基づく財務書類の公開に至りました。財務書類の客観性・正確性・有効性を確保するため、エビデンスに基づく点検や監査・評価手法の確立が進められています。今後は、財務書類の本格的な活用が期待されます。

習志野市は平成20年頃から国の統一基準に準じたシステムを導入し、先進的なアニュアルレポートを発信しています。この取り組みは全国的にも高く評価されています。一方で、多くの自治体では財務諸表の作成や経理業務が外部委託され、職員のリテラシーやスキル研修が十分に行われていない現状があります。財務書類の分析・活用に関する研究と、職員の意識改革・研修の充実が今後の課題です。

行政は民間企業の会計手法を取り入れ、事業ごとのセグメント情報化やアウトカム重視の行政システム構築を目指しています。財務書類の分析と活用には、従来の歳入歳出会計からの発想を転換し、経営戦略としての活用が求められます。

PFIを活用した大久保施設再生計画では、財務書類に基づく事業計画が実施されていますが、行政目標達成のための戦略的計画や社会教育施設の位置づけについて、さらなる検討が必要です。町田市では、住民向けの分かりやすい情報開示が進められています。

今後は、会計情報に基づく経営計画の策定、事業シミュレーション、PDCAサイクルの導入、関係者による検査・監査・評価の役割認識、職員のリテラシー・スキル向上が重要です。公共経営は単なる資産化ではなく、行政目標の実現に向けた戦略的な資産活用が求められます。

習志野市 公共経営・公会計改革の要点

  • 行政改革から公会計改革へ
     総務省の統一基準に基づき財務書類を公開。客観性・正確性・有効性を重視し、監査・評価手法の確立を推進。今後は財務書類の本格活用が期待される。
  • 先進的な取り組みと課題
     習志野市は国基準のシステムを導入し、アニュアルレポートを発信。全国的に高評価だが、職員のスキル・研修不足や外部委託依存が課題。
  • 経営視点の導入
     民間会計手法を参考に、事業ごとのセグメント情報化・アウトカム重視の行政システム構築を目指す。
  • PFI活用と施設再生計画
     財務書類に基づく事業計画を実施。行政目標達成や社会教育施設の位置づけについて、さらなる検討が必要。
  • 今後の課題
     会計情報に基づく経営計画策定、PDCAサイクル導入、関係者による監査・評価、職員のリテラシー向上が重要。
  • 公共経営の本質
     単なる資産化ではなく、行政目標実現のための戦略的資産活用が求められる。

 

(2020-10-01  作成)

 

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