ぶらり、散歩に読書　ミチクサノオト

2025.11.26

カテゴリ: 公共経営

租税特別措置・補助金見直し体制についての財務大臣会見

2025-11-25    財務大臣記者会見

租税特別措置・補助金見直し体制

内閣府に設置。

https://youtu.be/bmhcvTQVzb8?si=NA_V1uqQhk3lD16o

この動画は、片山財務大臣による閣議後記者会見

 政策論点の構造化まとめ

1. 担当室の設置目的と背景

  • 目的：租税特別措置・補助金の「政策効果」を検証し、財政の健全性を確保する。
  • 背景：連立政権合意に基づく制度改革の一環。維新の会との連携が鍵。

2. 対象範囲の拡大

  • 従来対象：租税特別措置・補助金。
  • 新規対象：基金（特に埋蔵型・使途不明瞭なもの）も含め、ガバナンス強化へ。

3. 運用方針と実施主体

  • 自己査定の徹底：各省庁が過去の指摘を踏まえ、自ら評価・見直し。
  • 政治との連携：与党（維新）との協働により、制度的後押しを得る。

4. 国民参加の仕組み

  • SNS活用：X（旧Twitter）などで「無駄に見える制度」への意見を募集。
  • 透明性の確保：国民の視点を政策評価に反映し、プロセスの可視化を図る。

5. スケジュールと制度化

  • 短期対応：令和8年度予算に一部反映。
  • 本格実施：令和9年度予算編成に向けた「スプリングレビュー」で本格化。

🔍 制度改革の意義と今後の展望

日本型DOJOとの違い

  • 米国の「DOJO」が政治主導の大胆な改革だったのに対し、
  • 日本では「専門家主導＋国民参加型」の現実的・漸進的アプローチを採用。

政策評価の民主化

  • 従来は官僚主導の閉鎖的プロセスだったが、
  • 今回はSNSを通じた「政策の民主的レビュー」が試みられている。

財政のサステナビリティと信頼回復

  • 単なる歳出削減ではなく、「政策の意味」を問い直す動き。
  • 国民との対話を通じて、財政運営への信頼を再構築する契機となる可能性。

カテゴリー

月別アーカイブ

TOP